カルチャー

平安時代の香り文化も学べる特別展 東京・渋谷で「調香ミュージアム~香りで紡ぐ、秘密の世界」

 

 日本アロマ環境協会(AEAJ・東京)は、調香とフレグランスの魅力を多角的に体験できる特別展「調香ミュージアム~香りで紡ぐ、秘密の世界」を、8月5日(火)~2026年1月31日(土)の期間に開催する。

 香りづくりに関するさまざまな体験を通じて調香への理解を深めるとともに、香りが紡ぎ出す鮮やかな世界に足を踏み入れることができる企画。展示では、歴史に残る名香や、平安時代の香り文化、香りを組み合わせることによって生まれる魅力などを、実際に体験しながら楽しめる。代表的な7つの香調が誕生するきっかけとなった、レジェンドと呼ばれる「名香」の香りを体験できるほか、平安貴族たちのステータスでもあった薫物(たきもの)の中でも、特に人気だった香りの処方を再現した展示を通し、当時の香りの文化を体験。また、3種の香調をベースに自分だけのフレグランスを作れるワークショップ「調香Bar」(火・水曜限定、有料)や、調香師による調香レッスンなどのワークショップ(有料)も予定している。

 AEAJグリーンテラス常設コンテンツでは、世界中から集めた約250種類の精油の香り体験ができるほか、アロマライブラリーには、アロマ・植物・環境に関連する書籍を約1400冊そろえている。

 開館時間は13時~18時。開催場所はAEAJグリーンテラス 1F。入館料(税込み)は、大人500円。AEAJ会員、高校生・18歳未満、障害者手帳所持者は無料。ホームページからの予約制。