まめ学

自分の体のことは分かっている!? フェムテック認知度は依然低く

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 女性の健康課題をテクノロジーで解決する「フェムテック」。商品の多様化とともにフェムテックという言葉を聞く頻度も増えてきたが、その認知度は依然として低いことがアドバンスト・メディカル・ケア(東京)の調査で判明した。フェムテックの前提となる女性の体についても、女性自身の理解度が高いとはいえず、自分の体や健康についてもっと理解を広める必要性が浮き彫りになった。

 同社が、今年3月に30~50代の女性364人を対象に行った調査によると、フェムテックについて知っている、もしくは聞いたことがあるとした女性は22.0%。認知度が13.3%であった昨年11月よりは上がっているが、以前として7割を超える女性がフェムテックのことは「知らない・分からない」という結果だ。一方、「自身の体に興味がある」人は55.5%。もっとも、自分の体を「よく知っている・知っている」と答えた人は45.9%で、半数以上の女性が自分の体について理解度が不足していることを自覚しているようだ。

 中でも、「子宮」については誤解や知識不足が顕著に。卵子や女性ホルモンが子宮で作られていると思っている人は24~30%もいた。生理前に体調が崩れる「月経前症候群(PMS)」や更年期症状は我慢せずに治療などでその症状を緩和することが可能だが、そもそも自分の体がどのようになっているのか、正しい知識を身に付けるようにしよう。