まめ学

若者はアナログ傾向に 一方の企業はウェビナー派

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 コロナ禍で変化した生活様式の一つが、オンライン会議の普及だろう。仕事もリモートが増え、以前よりも人と会うことが減った人も少なくないはず。自宅など好きな場所から仕事ができ、通勤時間もかからずに便利だが、やはり対面の方が好きという人もいるかな? 若者の間ではアナログ回帰の動きがあるようだ。シャノン(東京)は、企業でサービス・製品を担当する20代以上の881人と、251人の企業担当者を対象に「ウェビナー」に関するアンケート調査を今年9月に実施した。

 最初に、ウェビナー視聴者である881人に今年と昨年の状況を聞いたところ、2021年と比べて今年は「ウェビナーを視聴する頻度が増えた」と回答した人は63.2%だった。「変わらない」とした人は32.1%となった。一方、企業側にも尋ねたところ、ウェビナーを開催する頻度が「増えた」企業は42.1%。「変わらない」企業は40.0%で、僅差だった。

 社会全体でウェビナーが主流となっているが、視聴側が求めているのはどちらだろうか。「今後、ウェビナーとセミナーのどちらに参加したいか」という質問には、「どちらでもよい」が33.6%で一番多かった一方、「セミナー」と答えた人も25.8%いた。この傾向は若者でより強く、セミナーを希望した20代は46.3%、30代は40.7%で、21~31%だった40代以上よりも顕著となった。