まめ学

花粉症の経験者の割合はどれくらい? 対策はクスリ頼みの傾向

花粉症状で悩む男女のイメージイラスト素材

 今年も本格的な花粉症シーズンがやってきた。多くの人が、くしゃみや目のかゆみに苦しんでいるが、クロス・マーケティング(東京)が全国20歳~69歳の男女1100人を対象に実施した「花粉症に関する調査(2023年)」(調査期間:2023年2月10日~13日)によると、花粉症の経験者は約半数に達しているという。

 現在も花粉症となっている人は42. 6%と4割強。 このうち重度の花粉症の人は9.1%、軽度の花粉症の人は33.5%で、花粉症が今は治っている人も6.5%いる。花粉症になったことがない未経験者は50.8%だった。

 花粉症にまつわる気持ちや行動を聞くと、「花粉症の時期が来ると憂鬱(ゆううつ)」が43.4%で最も多く、「外出時のくしゃみは周りの目が気になる」「コロナが緩和しても花粉症のせいでマスクを外せない」が続く。女性は「マスクと花粉で肌荒れが心配」と「花粉症の時期が来ると憂鬱」と答えた人が男性に比べて多い。

 現在取り組んでいる、過去に取り組んでいた花粉症対策では、「市販薬を飲む」「医師からの処方薬を飲む」「花粉症対策用マスク・鼻マスク・メガネを身に着ける」が上位となるなど、クスリに頼る傾向が強いようだ。