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夏休みは歴史エンタテイメント 死海文書発見から75年

死海文書 発見から75年後の真実
死海文書 発見から75年後の真実

 20世紀最大の考古学的発見といわれてから75年が経つ死海文書。歴史学者や聖書学者による長年の研究により、ようやくその全貌が明らかになってきた。「ナショナル ジオグラフィック別冊」シリーズの最新刊「死海文書発見から75年後の真実」(日経ナショナル ジオグラフィック・東京)が、発売された。

 

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 「死海文書の奇跡」「文書を書いたのは誰か」「死海文書の聖書写本」「死海文書とイエス」の4つの章に分け、死海文書とは何か、誰が何のために書き残したのか、どのような変遷を経て奇跡的発見に至ったのかを、豊富な資料と精密な歴史地図で解説している。75年の間に解読された謎や、研究の結果で得られた新たな発見、贋作(がんさく)の鑑定やデータベースによる公開など、考古学分野における最新のテクノロジーも紹介されている。歴史好きの夏休みにぴったりの一冊。税込み1,540円。

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