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柴田理恵、団子売りの老婆役で「どうする家康」に再登場 「松本さんは人間的な家康を、見事にやっておられると思います」

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 嵐の松本潤が主演するNHK大河ドラマ「どうする家康」の第15回が23日に放送され、団子売りの老婆役を演じた柴田理恵からコメントが届いた。

 「毛利元就」(97)以来の大河ドラマへの出演となった柴田。当時は「毛利の大殿の息子に嫁入りした大塚寧々さんの乳母の役だった。そのあいさつのシーンで、ズラリと並んだ家臣の人たちにビビってしまい、ドキドキしてせりふが出ませんでした。お一人お一人は知っている役者さんで、一緒に飲みに行ったこともあるのに、大河の現場の空気というか、全部本物の侍に見えてしまって」と苦笑交じりに振り返った。

 「休憩時間に、その家臣の皆さんから『おまえ気にすんなよ。俺なんてNG25回も出したんだぜ』『みんな緊張するよな、大河って』と慰めてもらい、温かく元気づけてもらいました。その後、現在でも中村芝翫(当時は橋之助)さんを『大殿!』と呼ばせていただいて、仲良くさせてもらっています」とエピソードも明かした。

 26年ぶりの大河ドラマ出演となった柴田は「オファーを引き受けた決め手」を尋ねられると、「戦国時代は武士の時代なので、庶民の目から語られることは少ないと思います。なので、あの時代の庶民が侍たちをどう見ていたかというのは興味深いなと思いました」とコメント。

 また、実際に参加した感想として、「大河の現場は、全てのセクションのスタッフの皆さんが自分の仕事にプライドを持ち、きちんとお仕事なさっているのですごいなと感動します。ずっと変わらない伝統のようなものを感じます。ただ、恐らく皆さん私より若いなと思い、年月を感じました。あと、背景のCGがホントにすごい」と笑顔で振り返った。

 第11回「信玄との密約」で初登場した柴田は、今回、浜松に入城する家康に対し、石入りの団子を食べさせるシーンで再登場。家康役の松本とは初めてのシーンとなった。

 柴田は「庶民のちょっぴり意地悪なかわいい仕返しのシーンで、少しコミカルになればいいなと演出の方とお話しました。でも家康の思慮深さや大きさを感じられるシーンでもあり、松本さんが持っている優しさも出ていて、いいなと思います。松本さんは休憩中『俺大丈夫かなぁ。心配だな』と笑っていましたが、今まで誰もやったことのない、人間的な家康を、見事にやっておられると思います」と語った。