道でお金を拾った経験がある人が多いと思う。そんな時はどうする? 交番に届けるか、あるいは、そのままシラーっと自分の財布にしまい込むか? ──こんな「お金を拾った場合のこと」について、タンタカ(東京)は300人を対象に調査を実施。ヒアリングは7月12日に行った。
お金といっても、硬貨から高額紙幣やパンパンに入った財布までさまざま。拾った時にどうするか、まずは金額別の回答をみてみよう。
〇 100円拾ったらどうするか?
「もらってしまう 44.0%(132人)」
「警察に届ける 10.0%(30人)」
「拾わずにその場に置いておく 46.0%(138人)」
〇1000円だったら?
「もらってしまう 33.3%(100人)」
「警察に届ける 39.7%(119人)」
「拾わずにその場に置いておく 27.0%(81人)」
〇1万円の場合は?
「もらってしまう 22.3%(67人)」
「警察に届ける 66.3%(199人)」
「拾わずにその場に置いておく 11.3%(34人)」
〇10万円拾ったら?
「もらってしまう 7.0%(21人)」
「警察に届ける 89.7%(269人)」
「拾わずにその場に置いておく 3.3%(10人)」
〇100万円ならどうする?
「もらってしまう 5.0%(15人)」
「警察に届ける 91.7%(275人)」
「拾わずにその場に置いておく 3.3%(10人)」
調査の結果、金額が多くなればなるほど、警察に届ける人の割合が高くなり、 さすがに100万円となると、届ける人が9割を超す。 警察に届けた場合、万が一落とし主が現れなかったら全額自分のものにすることも可能。また、落とし主が現れた場合でも何割かを謝礼としてもらうこともできるため、高額になるとネコババする人が少なくなるのは、そのせいかもしれない。
ちなみに、拾ったお金を自分のモノにすることは犯罪だが、それを知っている人は84.0%、知らない人は16.0%だった。対して、警察に届けて、一定期間で持ち主が現れなかったらもらえることを知っている人は92.3%に達している。