まめ学

おでん種は何種類いれる? 「紀文・鍋白書2022」

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 急激に気温が下がって、各種お鍋やおでんが食卓にあがり始めた。日本全国誰もが食べるものだけに、そのバリエーションは興味深い。「みんなはどんな具を何種類入れているの?」という関心に答えてくれる調査がある。「紀文・鍋白書」(紀文食品)の2022年版が発表された。これによると、おでんに入れる種ものの種類は、全国平均で8.24種類。さて、“我が家のおでん”の具を数えてみよう。

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 全国47都道府県の20~60代以上の既婚女性5,875人を対象に、8月17~22日にネットで調査。おでん種の数を県別でみると、最も多いのは広島(9.34種類)、最も少ないのは岐阜(7.16種類)。具体的な具の喫食率をみてみると、やはり「ちくわ」や「さつま揚げ」が全国的によく食べられている。関東・南東北では、イワシを原料にしたつみれが人気、中四国・九州では紅色のかまぼこを用いる人が多いようだ。

 「巻き物」では、関東・中部が10位以内を独占したのが「いか巻き」。「ごぼう巻き」は全国平均が63%と喫食率が高いおでん種だ。大根、玉子は地域に偏りがない。ちくわぶは関東発祥だそうで、関東・南東北が圧倒的。豆腐・焼き豆腐は中四国と九州と北陸で上位10県を占めており、西日本で人気だ。

 さて最後に、「おでんは主食かおかずか?」という面白い質問。全国平均ではおかず派が6割だ。