まめ学

子育て世代が選んだ今年の漢字は「幸」 シニア世代は「耐」

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 コロナ禍や戦争、そして物価高。なかなか明るい話題が見つからなかった年がもうすぐ暮れる。でも、苦労しながら見えてくる幸せもあるようだ。今年の漢字ランキング(カラダノート・東京)で、子育て世代が選んだ漢字の1位は「幸」、シニアは「耐」だった。

 11月30日〜12月7日に202人が回答した「子育て世代が選ぶ今年の漢字と気になるニュース」で、今年を表す一文字に選ばれたのは、「幸」のほか「育・愛・変」。「子どもを産み育て、自分より何よりも大切でかけがえのない存在だと思えた」「私自身の人間力も育てられている」など、出産や育児を経て感じた幸せを言葉にする人が多かった。もっとも、4、5位には「苦」「金」などもランクイン。インフレやコロナ禍による先行きの不透明感、金銭的負担の増大なども浮き彫りになった。

 気になるニュースでは、やはり保育園での悲しい事件を挙げ、「同じ歳くらいの子どもの親として他人ごとだと思えない」という声が多かった。

 一方、同時期に60〜80代のシニア世代498人が回答した今年の漢字は、1位から耐、忍、戦、病、変の順。長期化するコロナ禍で我慢することが多かったという声のほか、ロシアのウクライナ侵攻や持病の治療に向き合う苦労、転職など生活の変化を理由に挙げる人も多かった。