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写真で振り返る沖縄の歩み 日本復帰50年特設サイトを沖縄タイムスと朝日新聞 が開設

写真で振り返る沖縄の歩み 日本復帰50年特設サイトを開設 画像1
沖縄タイムス 「沖縄1972 写真でたどる日本復帰50年」(「変わる日常」編)

 沖縄県は5月15日に、日本復帰から50年を迎えた。沖縄タイムス社(那覇市)と朝日新聞社(東京都中央区)はこのほど、両社が所蔵する写真を通して沖縄の歩みを振り返る特設サイト「沖縄1972 写真でたどる日本復帰50年」を開設した。

 復帰を境に変わった生活風景を収めた「変わる日常」と、米軍基地から派生する各種課題を取り上げた「変わらぬ願い」の2テーマに分け、写真48枚を紹介。ドルから円への通貨交換や自動車の通行が右から左に変わった通称「730(ナナサンマル)」を知らせる標識、復帰記念で開かれた「沖縄国際海洋博覧会」の様子、沖縄と米軍の敷地の境界となる金網、土地の強制接収により米軍機が見える基地のそばで耕作する農民など、沖縄の歩んだ50年の歴史の断面をとらえた写真で追体験できるとしている。

 一部写真には関連記事も掲載。戦後から現在に至る日本と沖縄で起きた主要な出来事をまとめた年表や、復帰時と現在の県民総所得の変化を比較する表などの歴史データも掲載した。

 サイトは沖縄タイムス版「変わる日常」編朝日新聞版「変わらぬ願い」編。写真は「朝日新聞フォトアーカイブ」で購入可能 (提供写真除く)。