SDGs

“ふぞろいも個性!” フードロスへの取り組み 「ジャイアントカプリコ<いちご>ふぞろい品」

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 ふんわりしたエアインチョコレートとサクサクのコーンの食感が絶妙な、江崎グリコのロングセラーのお菓子「ジャイアントカプリコ」。工場での製造過程でコーンが欠けたものや、チョコレート部分に空洞が生じた、いわゆる“ふぞろい品”を10個詰め合わせた「ジャイアントカプリコ<いちご>ふぞろい品」が、昨年秋から一般販売されているのをご存じだろうか? それまでは社内の良品基準に当てはまらないということで一般販売されていなかったが、同社のフードロス解決の一助にしたいとの思いから、販売を始めた。パッケージでは、フードロスについて子どもにも分かりやすく説明している。

 同商品は、このほど、「第14回日本マーケティング大賞」(日本マーケティング協会主催)で受賞。社会課題の解決に向けた取り組みが高く評価され、グランプリ、準グランプリに次ぐ奨励賞を獲得した。形はふぞろいだけれどもおいしさはそのままの、ちょっとお得なジャイアントカプリコ。ふぞろいなカプリコをそれぞれの個性としてイメージできるパッケージデザインも親しみやすい。10個入って税込み735円前後。「ぐりこ・や」7店舗などで販売しており、今後、通販にも広げていくという。

 日本マーケティング大賞は、企業・自治体・団体などの組織における新しいマーケティングやコミュニケーションの手法、ビジネスモデルの開発を積極的に促し、 消費者の生活の向上と経済・社会の活性化につなげることを狙いに、2009年から実施されている。

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