カルチャー

飛騨の春を告げる風物詩 文化遺産の伝統行事を体験

※写真はイメージ
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 400年以上の歴史がある岐阜県飛騨市の「古川祭」。ユネスコ無形文化遺産にも登録され、守り継がれているこの祭りを東京で体験する機会がある。2月22~26日の5日間、白金台の「MuSuBu」(八芳園・東京)で『町の人だけが知っている!飛騨古川祭』が開催される。

 ”動”の「起し太鼓」と”静”の「屋台曳(えい)行」が織りなす、古式ゆかしい古川祭を、躍動感あふれる映像やポスター、フォトブースで紹介。屋台と呼ばれる山車は、東西の屋台文化と飛騨市の匠(たくみ)の技が結びついた文化融合の結晶。起し太鼓の付け太鼓や、からくり人形の体験模型、衣装、ちょうちんなどの貴重な道具を展示し、祭りの雰囲気を体感できるようになっている。

※写真は過去の「飛騨古川祭」の様子
※写真は過去の「飛騨古川祭」の様子
※写真は過去の「飛騨古川祭」の様子
※写真は過去の「飛騨古川祭」の様子

 各屋台に施される”台紋”と呼ばれる紋を缶バッジにしたガチャポンや、各屋台の歴史について学べるスタンプラリーもある。さらに、飛騨市の郷土料理をアレンジしたイベント限定メニューや伝統野菜を使ったオリジナル和洋スイーツも楽しめる。飛騨地方では、山に囲まれた厳しい自然の中で発展した保存食文化から、朴葉(ほうば)みそ、漬物ステーキなどの郷土料理があり、岐阜県内で育てられた和牛ブランド「飛騨牛」、伝統野菜などを使ったワンプレートランチで、飛騨市の味を堪能できる。