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風間俊介「恭しき娼婦」で共演の奈緒を称賛 「今まで持っていた奈緒ちゃんの像がみじんもない」

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 舞台「恭しき娼婦」プレスコールおよび取材会が3日、東京都内で行われ、出演者の奈緒と風間俊介が登場した。

 本作は、ジャン・ポール・サルトルが1946年に発表した戯曲を舞台化。

 アメリカ南部を舞台に、ぬれぎぬを着せられて逃亡する黒人青年をかくまう娼婦リズィー(奈緒)と、彼女に虚偽の証言をさせようと迫る、街の権力者の息子フレッド(風間)の姿を描く。

 初日を目前に控え、奈緒は「緊張はありますが、一生懸命頑張ります」とコメント。

 風間は「素晴らしい作品、素晴らしい演出家の栗山(民也)さん、素晴らしいキャストと劇場。全てがそろった今、あとはお客さんに舞台を見て心を動かしてもらうのみです」と自信をのぞかせた。

 本格的な共演は今回が初めての2人。風間の印象を問われた奈緒は「(稽古で)濃厚な時間を過ごしてきた今、風間さんには信頼しかありません」と答えた。

 続けて、「激しい感情をぶつけるシーンも多いのですが、風間さんがフレッドとして立ってくださっているので、私は思いっ切り胸をお借りして飛び込もうと思っています」と笑顔を見せた。

 一方、風間は奈緒について、「信頼以外の何物でもない。奈緒ちゃんは、柔らかくてすてきな笑顔の印象が強いですが、今回は今まで持っていた奈緒ちゃん像がみじんもない。役柄の感情をむき出しにしたリズィーがそこにいて、ほれぼれするし、こちらも背筋が伸びる思いです」と評した。

 また、風間の親友である相葉雅紀の主演舞台「ようこそ、ミナト先生」も同日に初日を迎える。

 風間は「舞台の進捗(しんちょく)状況は互いに共有している」と明かし、「心強いです。それでいうと、生田斗真の舞台も始まりますし。同世代、同じ時代を生きてきた者が、改めてみんなで頑張っている時間はありがたいし、負けていられないと思います」と気合十分に語った。

 舞台は、6月4日~19日、都内・紀伊國屋ホールで上演。その後、兵庫、愛知公演を予定。