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社会人の学び直しは23%が年収増? ただし進学を支援する制度がある企業はわずか

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 働き始めてから、もっと勉強しておけばよかったと思うことは多いし、真面目に勉強してきた人でも、時代の変化や新しい興味、関心でもう一度学び舎の扉を叩きたいと思う人は少なくない。「学びに関する意識・実態把握調査」(スタディサプリ社会人大学・大学院・リクルート・東京)によると、実際に“進学”した人の満足度は高く、収入増につながった人も多いが、進学への支援制度を持つ企業はかなり少なかった。

 全国の20~69歳の会社員に、1月27~28日に調査、620人の結果をまとめたもの。全体の6割がキャリアアップや自己研さんのために学びたいという意欲をもっていた。実際進学した成果として、ポジティブな変化があったという人は65%。「視野が広がった」「専門性が深くなった」などだ。さらに全体の23%が年収増加。その平均額は85万円だ。男性20代に絞ると44%が年収増と回答している。

 もっとも進学への支援制度が「ある」と回答した企業は6%にとどまる。何らかの学習・スキルアップ支援制度については73%が「ある」と答えており、資格取得の支援や社内研修・セミナー制度などが多いようだ。