まめ学

形式にはこだわらない!? 事実婚に関する中高年の意識調査

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 「年齢が上がってからの結婚は、形式にはこだわらない」──そんな声が熟年カップルから聞こえそうな実態が、オーネット(東京)による45~64歳の中高年男女415人を対象にした「中高年の事実婚」に関する意識調査で明らかになった。調査は10月17日~20日の期間に行った。

 調査によると、45.8%の中高年が「結婚したい相手がいる場合、事実婚でも良い」と回答。次いで多かったのは「わからない」で37.8%となり、「いいえ」としたのはわずか16.1%にとどまるなど、事実婚に対してポジティブな様子がうかがえる。

 事実婚に対して「良い」と思う理由について聞いてみると「年齢的に今から結婚することが考えられないから」が男性で35.4%、女性で31.9%と男女ともに30%を超えて、いずれもトップになった。2位は男女とも「生活スタイルが自由だと思う」を挙げ、 個人の生活を尊重するイメージのある事実婚を中高年は好む傾向があるとみられる。

 一方、選択しない理由に関しては、男性は「事実婚より法律婚の方が経済的に安心だから」(43.8%)、女性は「税制面での不利益が生じるから」(27.8%)がそれぞれ1位に。答えは異なったものの、経済的な面でのデメリットから事実婚は選択しないという理由となっている。