カルチャー

塩なしでもおいしく調理できるレシピ 目標は食材の塩分だけ

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 よくないと思いつつも手が伸びる食べものは、塩分や糖分、油脂分の多いもの。中でも塩分は無意識に摂取してしまうことが多いかもしれない。そこで、食塩不使用の野菜スープなどを販売するとこわか(東京)が、今年から無塩普及推進協会をつくり、1日の摂取塩分量を減らし病気予防や味覚の活性化を促すという新しい食習慣を提案。インスタグラムで無塩料理研究家沼田春美さんの「塩なし」料理レシピの配信が7月4日からスタートした。

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 厚生労働省が推奨している1日の塩分摂取量は、男性で1日7.5g、女性は6.5g。だが、きつねうどん1人前の塩分は5g、スパゲッティだと4g、かつ丼でも3.7gだといい、2食で適量を軽く越えてしまいそうだ。そこで、残る1食でも意図的に塩なしの献立を取り入れて目標とする塩分量達成を目指したいが、むやみに減塩してもおいしくできない、という悩みを解決するのがこのレシピだ。

 食材に含まれている塩分以外の塩味を使用しないのが、沼田さんのレシピ。初回は「無塩焼きそば」。練りごまや干ししいたけの戻し汁が味の決め手だ。