社会

送迎用バス見守りカメラ AI画像解析技術で車内の人数をカウント

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 送迎バスに園児を置き去り、という痛ましいできごとを二度と起こさないために、さまざまな対策が議論されている。人による丁寧な確認はもちろんとして、“ヒューマンエラー”をカバーするための技術導入も進んでいる。AI画像解析技術とカメラ映像技術を組み合わせた、「こどもの送迎用バス見守りカメラソリューション」の実証を、ザクティ(大阪市)がスタート、10月末から無償トライアルを実施する。

 この見守りカメラソリューションの特長は、トリプルチェック機能。まず、超広角360°全天周カメラでバス内全体を撮影、人物を検知する。バス乗降口付近の映像をAI画像解析し、乗車人数と降車人数をカウント。運転席に設置したモニターに乗降人数を分かりやすく表示し、降車開始後、バス内人数カウントがゼロになるまでアラーム警告する。

 そして送迎中、降車後のバス内の映像、エンジン停止後の人物検知結果をリアルタイムに配信。職員のスマホと事務室からバス内の状況を確認できる。

 同社では、このトライアルに協力してくれる保育園・幼稚園などの関連パートナーを募集している。