SDGs

うさぎのフンでSDGs 話題の複合施設「のんほいパーク」でハガキ作りに挑戦しよう!

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 草食動物のフンには多くの繊維が含まれている。タイなどアジア諸国で象のフンから再生紙を作る取り組みが環境問題の観点から注目されているが、日本でも動物園を中心にコアラやシマウマなどのフンを使った同様の取り組みが活発になってきている。

 そこで、年賀状の印刷で知られるフタバ(名古屋市)は、愛知県豊橋市にあるのんほいパーク(豊橋総合動植物公園)で、来年の干支にちなみ「うさぎのフンでハガキをつくろう!!」を開催する。うさぎのフンを混ぜ合わせた液を使って家族で本格的なハガキ作りが体験できるイベントで、紙すきから乾燥までの一連の流れを楽しみながら紙の製造工程を学ぶことができる。

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 また、フタバは国連の持続可能な開発目標であるSDGsに賛同しており、ハガキを活用してコミュニケーションを取ることによってSDGsが掲げる「質の良い教育をみんなに」「つくる責任 使う責任」への取り組みにも寄与しながら、草食動物のフンから抽出される繊維をもとに再生紙を作ることで資源の有効活用・地球環境にも配慮されている。

 さらに、開催場所の「のんほいパーク」は、動物園・植物園・遊園地・自然博物館が一体化した国内でも数少ない総合公園。動物たちの生き生きとした姿や季節ごとに変化する植物の様子、恐竜をはじめとする大昔の生物の化石から生き物の歴史を学ぶことができる。当日は、「うさぎの生態のふしぎ」と「年賀状の歴史やマナー」を子育て世代が楽しく学べるチラシも配布される。

 開催日は11月5日(土)。10:00から14:40の間に各20分間、午前の部4回、午後の部4回が予定されている。子どもまたは親子が対象で参加費は無料だ。コロナ禍による自粛や制限からなかなか会うことができない家族や友人に、イベントで丹精込めて作ったハガキで年賀状を送ってみてはどうだろう。