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「OZAKI30 LAST STAGE 尾崎豊展」が所沢にやって来る! 12月19日には尾崎裕哉さんらによるトークセッションを開催

「OZAKI30 LAST STAGE 尾崎豊展」 ©Teruhisa Tajima,Isotope
「OZAKI30 LAST STAGE 尾崎豊展」 ©Teruhisa Tajima,Isotope

 数々の名曲を世に送り出し、その生きざまからカリスマ的人気を誇る尾崎豊さん。
 1992年4月25日に若くして亡くなった尾崎豊さんの追悼式はその5日後、同年30日、東京都文京区護国寺にて行われた。ファン4万人以上が参加したとされ、入場を待つ人の列は池袋方面まで絶えることなく続き、住民たちを驚かせたことは今も語り草だ。

 尾崎豊さんの没後30年を機に、彼の残した軌跡や思い出をファンと見つめ直し、語り合うために企画された「OZAKI30 LAST STAGE 尾崎豊展」が埼玉県所沢にやって来る。

 この展覧会は3月の東京・松屋銀座を皮切りに、これまでに静岡、福岡、大阪を巡回してきた。そして12月12日(月)まで、そごう広島店本館9階特設会場にて開催中で、その後、12月21日(水)から来年2月5日(日)までの予定で、埼玉県所沢市の「ところざわサクラタウン」内の「角川武蔵野ミュージアム」にやって来る。

 角川武蔵野ミュージアム5階で開催される当展覧会の会場時間は、日曜日から木曜日が午前10時から午後6時、金・土曜日が午後9時まで。最終入場は閉館の30分前。休館日は毎月第1・第3・第5火曜日(祝日の場合は開館・翌日閉館)。来年1月16日(月)~20日(金)は臨時休館となる。最新情報は角川武蔵野ミュージアムへ。

 入場料は一般1,800円、中高生1,300円、小学生800円、未就学児無料。音声ガイドは800円。いずれも税込み価格。詳細は公式サイトまで。

 所沢での同展開催を記念して、12月19日(月)午後1時から2時まで、ところざわサクラタウンの「ジャパン・パビリオン・ホールB」では、トークセッション「~失くした1/2~」が開催される。参加者は、音楽プロデューサーで、尾崎豊の育ての親、そして同展監修者である須藤晃さん、尾崎豊さんのジャケット・デザインなどを手がけたフォトグラファー田島照久さん。そして尾崎豊さんの息子でシンガーソングライターの尾崎裕哉さん。チケットは一般5,000円(税込み)。当日の先行内覧会招待券付き。ローソンチケットにて発売中。

 ところざわサクラタウン会場のみのさまざまなオリジナル企画を展開する。まず、「尾崎豊の言葉たち」で、尾崎豊さんの印象的な言葉の数々をプロジェクション投影するデジタルコンテンツによって、尾﨑さんのメッセージに包まれるような体験ができる。

尾崎豊が語った言葉たちが空間を飛び交い、言葉たちに包み込まれる体験を提供するデジタル空間展示。
尾崎豊が語った言葉たちが空間を飛び交い、言葉たちに包み込まれる体験を提供するデジタル空間展示。

 さらに「尾崎豊図書館」と名付けられたスペースに、過去の「月刊カドカワ」を含む本人書籍および関連書籍、約100冊を展示し、自由に閲覧ができる空間とする。

 主催のKADOKAWA(東京都千代田区)ならではの企画として、1990年4月以降に発刊された「月刊カドカワ」バックナンバーから尾崎さん関連記事を抜粋し、特別本「復刻版 月刊カドカワ-総力特集 尾崎豊-」として制作、限定販売される。発売価格は税込み2,750円。

 尾崎豊人気は衰えることを知らず、今年3月には、生前最後の全国ツアー「TOUR 1991 BIRTH」と、アリーナツアー「TOUR 1991 BIRTH ARENA TOUR 約束の日 THE DAY」の全55公演の中からベストテイクをセレクションしたCD2枚組『LAST TOUR AROUNDJAPAN YUTAKA OZAKI』(SRCL-12088~12089:税込み4,500円)が発売された。

 「現代ビジネス」では妻、繁美さんによる連載が行われ、最新記事では1988年5月12日の婚姻届けは尾崎豊が考えた「ふたりでゴーゴー」という語呂合わせだったこと、夫になったばかりには開口一番「おまえは今日からロックンローラーの妻になったんだから、僕とこれから一生ロックしていくんだぜ」と言ったというエピソードなどが明かされている。

 多くの名曲を残した尾崎豊さん。「ねとらぼ」は今年1月調査の「「尾崎豊」の楽曲人気ランキング」を発表。それによれば第1位は「FORGET-ME-NOT」だった。1985年にリリースされた3枚目のオリジナル・アルバム『壊れた扉から』の収録曲で、16年後の2001年にはシングルとして発売されたピアノとストリングスの音色が美しいナンバー。