学校が終わってから、休みの日に、と子どもたちの移動の機会は多い。送迎できればいいけれど、そうはいかないことの方が多く、「ちゃんと着いたかな」と親の心配は尽きない。そこで京都府亀岡市は、「子ども見守り顔認証サービス」の実証事業を開始した。
学校や習いごとの教室で、多くの子どもたちの出欠を確認し保護者全員に伝えることは現場の負担が大きく、現段階では実施が困難。そこで、顔認証プラットフォーム「FreeiD(フリード)」(DXYZ・東京)を活用し、子どもたちが教室などに通う際、顔認証で出欠を確認し、自動的に保護者に通知する実証事業だ。保護者の安心感や現場の負担がどのように変化するかを検証して、今後に生かす取り組み。
今回はプログラミング教室や放課後運動クラスの管理者が、管理画面から保護者にサービスの利用を招待。保護者がFreeiDアプリをダウンロードしてサービス利用を申請し、管理者が承認した後、子どもの顔写真を撮影してサービスを利用するという手順。保育園での痛ましい事故などが問題になる中、「確認」できることが親の安心感にもたらす影響は大きいかもしれない。