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デノンから上位機の技術を受け継いだプリメインアンプのニューモデル登場

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 オーディオブランドのデノン(ディーアンドエムホールディングス・川崎市)は、プリメインアンプ「PMA-1700NE」を、5月下旬に発売する。4年連続でトップレベルの人気を得ていた「PMA-1600NE」の後継となり、上位モデルの技術やパーツを随所に採り入れたほぼ新設計で内容を一新、さらに高音質化を図っている。価格は218,900円(税込み)。

0519 デノンが上位機の技術のプリメインアンプ

 増幅回路は、従来の、常にフルボリュームで動作する固定利得アンプを機械式ボリュームの入力抵抗でメカニカルに調整する方法から、入力に応じて調整を最適化する可変ゲイン+電子ボリュームとして実動作時のノイズを低減している。出力段は増幅素子UHC-MOSによるシングルプッシュプル回路の差動2段動作に変更。従来の差動3段アンプに比べて発振に対する安定性を高めている。また電子ボリュームは、従来の機械式ボリュームで発生しやすいごく低音量時の左右バランスの崩れや接点の経年変化による音質低下も抑えられる。

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 入力は、音質を改善したイコライザー回路をもつフォノ(MM/MC)、CDプレーヤーなどをつなぐアナログ(ライン)入力2系統、デジタル機器のための入力が3系統(光デジタル×2、同軸×1)、さらにPCなどからのハイレゾ音源再生に対応するUSB入力も装備する。なお、このUSB-DAC部は、ほかのデジタル/アナログ回路と電気的に絶縁してPCからのノイズを遮断しているのをはじめ、電源、回路、GNDを独立させて、相互の影響、干渉を防いでいる。D/Aコンバーター回路も、クロックをDACの側に配置して時間軸を高精度に制御するなど、単体CDプレーヤーに匹敵する設計としている。