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柄本佑、大河ドラマ「光る君へ」で藤原道長役 紫式部役の吉高由里子「1年間を通してそばで見られるのは楽しみ」

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 NHKで2024年に放送される大河ドラマ「光る君へ」の発表会見が8日、東京都内で行われ、主人公・紫式部(吉高由里子)の生涯のソウルメートとなる藤原道長を柄本佑が演じることが発表された。会見には吉高、柄本、製作統括の内田ゆき氏が出席した。

 本作の舞台は平安時代。後に、世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く。

 道長は、平安時代の貴族社会での最高権力者。まひろ(紫式部)とは幼い頃に出会い、後に『源氏物語』の執筆をバックアップするという役どころだ。

 作品への意気込みを尋ねられた柄本は、まず「道長さんについては鋭意調査中であります」と笑わせた。

 続けて、「『時の権力者』というと、ちょっと堅くて怖いイメージがあるかもしれませんが、(道長は)末っ子で本当にのんびりと育った人。なので、皆さまがイメージされる道長ではなく、もう少し人間味と奥行きのある人として演じられたら。長丁場の撮影なので、とにかく健康面に気を付けてやっていこうと思います」と語った。

 柄本と吉高は、2020年に放送された日本テレビ系連続ドラマ「知らなくていいコト」で共演。本作と同じ大石静氏の脚本で、元恋人同士を演じた。

 吉高は、道長役が柄本に決まったことについて、「本当に心強いなと。柄本さんは台本からは想像もしないようなお芝居を瞬発力でされる方。今回もどういう発想で台本を具現化されるのか、1年間を通してそばで見られるのは楽しみなことです。今回はまひろの“心の最果ての人”。ありがたいです」と語った。

 平安貴族の役作りについて尋ねられた柄本は、「これから頑張ろうと思っています。今回でいうと筆。本作の魅力の一つとして、サラサラと文字を書いていくというのがあると思うので、そこは真剣に練習しないといけないなと思っております」と語った。

 吉高も「私は筆練習を何回かやらせていただきました。結構先生が厳しい方で、もともと左利きなので、まず右に直すところから地道にやっています。衣装合わせはまだですが、とりあえず、ずっと髪の毛は伸ばしておこうと。ドライヤーが本当に面倒くさいですが、ドライヤーがある時代でありがたいです」と語った。

 2人の激しい愛も描かれる本作。柄本の“独特の色気”について聞かれた吉高は「佑くんは、出そうと思って出す色気じゃない。そのたたずまいとか、声の体温だとか…。優しさも醸し出しているし、フワッとした感じのアンニュイさも、色気なんだろうと思います」と評した。

 一方、吉高について聞かれた柄本は「吉高さんの芝居が本当に好き。(芝居を)受けてくださる度量が大きくて、その懐の深さに毎回驚かされます。あと吉高さんは割とクール。そこも魅力です」とコメント。

 それを聞いた吉高は「ちゃんとクールって書いてくださいね」と報道陣に頼んで笑わせた。