グルメ

台風が醸す酒に酔ってみたい 石垣島で熟成された泡盛の古酒

sub6

 南国・石垣島で貯蔵、熟成した泡盛の古酒が発売された。「ZAKIMI」(八重泉酒造・沖縄)の3種類。8 年、10 年、30 年と熟成させた古酒(クース)のシリーズだ。

sub7

 8 年ものの古酒は、泡盛の豊潤さを伝える勢いがあり、新たな泡盛の世界を切り拓いていく気概を込めて「ゆく」(税込み20,000円)と命名した。「顔」(税込み60,000円)は、10 年熟成の古酒とオークだるに10 年貯蔵した古酒のブレンド。オークの色と香りが移った古酒が円熟の古酒と融合することで、ほんのりと淡いこはく色の酒になっている。

sub5

 30 年熟成の古酒は「台風」(10月発売予定、税込み200,000円)。おそらくは100を超える台風が八重山諸島を通過していった長い年月。南国の自然に抱かれて眠り続けることで到達した枯淡の味わいとまろやかさ。仕上げの割り水として、その年に石垣島に到来した「台風の雨水」を浄化して用いた、“台風に眠り台風で目覚めた”古酒中の古酒だ。