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世界初!リサイクルアルミ100%のビール 数量限定「ザ・プレモルCO2削減缶」

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 リサイクルにもいろいろな方法があるが、「CAN to CAN」や「ボトルtoボトル」など、その製品を100%同じ製品にリサイクルすることができれば、二酸化炭素(CO2)などの発生を大幅に抑えることが可能だ。サントリー(大阪市)は、リサイクルアルミ材を100%使用したビール「ザ・プレミアム・モルツCO2削減缶」と「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エールCO2削減缶」を9月6日(火)に数量限定で発売する。

 国内の飲料用のアルミ缶は95%以上がリサイクルされ、新しい缶を製造する際はリサイクルアルミが配合されているが、缶本体(缶胴)とフタ合計のリサイクルアルミ配合率は高い場合でも約6割にとどまっている(推計)。その要因の一つがフタで、加工性や強度の観点から、従来のアルミ缶では新しいアルミが一部使われてきたという。今回、材料設計などを行ったUACJ(東京)と、容器設計・製缶加工を担当した東洋製罐グループホールディングス(同)の共同開発で、世界初となるリサイクルアルミ材を100%使用した缶が実現。数量限定としてザ・プレモルブランドで採用された。これまでのアルミ缶350mlと比較して、CO2排出量を約60%削減することができるという。