まめ学

蚊に刺されやすい遺伝子!? 多い出生地トップ2は四国地方

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 家族や知人を考えた時、蚊に好かれやすい肌の人とそうではない人がいる。では、地域別にみるとどうだろうか? ユーグレナ(東京)は、遺伝子解析サービスのゲノムデータを基にした「蚊に刺されやすい遺伝子タイプが多い出生地(都道府県)ランキング」を発表した。さまざまなランキングがある中、蚊による刺されやすさに関する調査は珍しい。

 遺伝子解析サービスなどを行っているユーグレナのブランド「ユーグレナ・マイヘルス」。個人の健康リスク・体質・祖先について300項目以上の遺伝子型を解析し、どのような病気にかかりやすいかなどの情報を提供している。ランキングでは、ユーグレナ・マイヘルスとユーグレナのグループ会社である「ジーンクエスト」の遺伝子解析サービス利用者のうち、2万人以上のゲノムデータを活用。「蚊に刺されやすさ(SNP:rs1026157)」という項目を解析した。

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 「蚊に刺されやすさ」は、周囲の人より蚊に刺されやすいかどうかに関する項目。「蚊に刺されやすいタイプ(遺伝子型:GG)」「やや蚊に刺されやすいタイプ(遺伝子型:GT)」「一般的なタイプ(遺伝子型:TT)」の3タイプがあるという。調査では、「蚊に刺されやすいタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する人の割合を出生地(都道府県)別と血液型別に算出した。

 その結果、蚊に刺されやすい遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県No.1は、「愛媛」(14.55%)だった。2位は「高知」(12.12%)。「徳島」(10.97%)は8位、「香川」(9.24%)は18位で、全国的にみると四国は蚊に刺されやすい人が多いという結果が出た。ちなみに、3位は「福島」(12.05%)、4位は「山口」(12.01%)だった。

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 また、蚊に刺されやすい遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い血液型は、1位がO型(9.47%)、2位AB型(8.94%)、3位 B型(8.83%)、4位A型(8.24%)だった。これは、2004年に学術誌「Journal of Medical Entomology」(英・オックスフォード大学出版局)で害虫防除技術研究所(モストップ・千葉県八千代市)の白井良和氏によって報告された、「蚊はO型の血液型を好む」という結果とも一致しているという。四国出身でO型の人にとっては、蚊との戦いの夏でもあるのかもしれない…。