使い捨て容器が有料になったらあなたは？　上島珈琲でリユースグッズ推奨のキャンペーン

　朝の出社前や午後の息抜きに、コーヒーを買いに行くという人は少なくないだろう。その時、あなたはマイボトルなどの容器を持参している？それとも、使い捨て容器をもらっている？上島珈琲店などを展開するUCCグループのユーシーシーフードサービスシステムズ（神戸市）。これまでも上島珈琲店でマイタンブラーの利用を促進するなど、環境に配慮した取り組みを実施してきた。そして、さらにサステナブルな運営を行おうと、上島珈琲店大手町フィナンシャルシティ店で、使い捨て資材の有料化とリユースグッズを推奨する実証実験を開始した。

　8月22日（月）からスタートした実証実験では、テイクアウト用の紙コップやスプーン・フォーク類（カトラリー）、バイオマスプラスチックを配合したストローなどが有料となった。マイボトルやマイストローを持参しない場合は、紙コップ・プラスチックコップは税込み30円。使い捨てカトラリー類は同10円、ストローは同5円の追加となる。上島珈琲店では、リサイクル素材を使用したテイクアウトカップやコーヒー抽出かすを活用したバイオマス配合カトラリーなどを提供してきたが、ゴミの排出はそれ自体が環境へ負荷を与える。有料化することで、ゴミや資源についてもっと考えてもらいたいという狙いがあるとみられる。

　またゴミを減らす取り組みとして、従来の「オリジナルタンブラー」（350ml・同1,500円）に加えて、2種類の「バンブータンブラー」（350ml・同800円）・100％ステンレス製の「リユースストロー」（同600円）・麦わらを配合した「リユースカトラリー」（同）の販売を開始。店内・テイクアウトともに、より環境に優しい暮らしを目指している。タンブラーを購入した人にはドリンク無料券がプレゼントされるほか、マイボトルを持参した場合はテイクアウトのドリンクが50円引きとなる。

　さらに、UCCのプリペイドカード「プレシャスカード」（入会金・年会費無料）を利用していて使い捨て資材を辞退した人には、ストローの場合は3ポイント、カトラリーの場合は5ポイントが付与されるという。

　マイボトルはいつも持ち歩いているという人。これからはマイカトラリーやマイストローも習慣化してみない？