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京大と長瀬産業が「サーキュラーマテリアル」コンソーシアム設立 産学連携で サステナブルな材料開発を推進

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京都大学大学院総合生存学館×長瀬産業 「サーキュラーマテリアル」コンソーシアム

 

 京都大学大学院総合生存学館(京都市)と長瀬産業(東京都中央区)はこのほど、サーキュラーマテリアル(サステナブルな材料)の開発に関する議論・提案の場となる「サーキュラーマテリアル」コンソーシアムを開設し、9月から運営開始すると発表した。

 同コンソーシアムは、 京都大学が主催となり、サーキュラーマテリアルの開発を目指し、最先端技術などの情報提供やディスカッションの場を提供する。コンソーシアムの普及や参加企業のフォローアップなどは、化学業界の製造業を中心に幅広いネットワークを持つ後援企業の長瀬産業が行うという。

 コンソーシアムへ参加するメリットとして、国内外の各業界キーパーソンによる講演やワークショップへの参加、他企業とのネットワーク構築などを通して、専門分野以外にも見識が広がり、サステナブルな材料開発の促進が期待できることなどをあげている。

 また同コンソーシアムでは、10月から2023年8月までの期間に、国内外企業や大学から業界のキーマンを迎えたワークショップや成果発表会などのプログラムの実施する予定。ほかにも国のプロジェクトへの応募も計画しているという。

 参加企業はプログラム開始前まで募集予定。現在のところ長瀬産業のほか、株式会社esa、東洋紡株式会社、ナトコ株式会社、三井化学株式会社、ヨネックス株式会社が参加を予定している。