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荒川河川敷でのゴミ拾いイベントに参加しませんか? 「一掃計画」がスポンサー、協力企業を募集中

TRASH ROYALの活動風景。
TRASH ROYALの活動風景。

 東京都を流れる荒川の河川敷で行われているゲーム感覚のゴミ拾いイベントにあなたも参加してみない? コンセプトは「海に流出するゴミを無くす」。

 一般社団法人「一掃計画」(埼玉県和光市)は、北千住から徒歩5分の荒川河川敷で月に1回のペース(7、8月を除く)でゴミ拾いとゲームを掛け合わせた新感覚のゴミ拾いイベント「TRASH ROYAL(トラッシュ・ロワイヤル)」などを行っている。

TRASH ROYAL参加者。
TRASH ROYAL参加者。

 漂着ゴミの回収量を増やすことで、良い河川環境を残すとともに人々の交流を促進させる活動にも重きを置いている。大切にしていることは「ボランティアじゃないゴミ拾い」だ。スポーツをしている人に「偉いね」と言うことに違和感を覚えるように、「偉いね」という言葉よりも「楽しそう」と言われるようなゴミ拾いイベントを目指しているという。

 「トラッシュ・ロワイヤル」では、参加者が赤組と青組に分かれてゴミを拾い、途中のミッションもクリアしながら拾ったゴミの量を競う。勝ったチームには景品も。参加費は一人500円(小学生以下は無料)。ゴミ袋のほか飲み物代などに充てられる。

 また、学生限定のイベント「The Cleanup BBQ」も開催している。ゴミ拾いとバーベキューを組み合わせたイベントで、バーベキュー場が近い赤羽駅から徒歩10分の荒川河川敷で実施している。4月から7月にかけて月1回程度開催。高校生または大学生限定(回によって変わる)で、参加費は一人2,000円でバーベキューの食材費用も込みだ。

The Cleanup BBQの活動風景。
The Cleanup BBQの活動風景。

 さらには、ゴミを拾う場所の選定から日程調整、ゴミの回収までその人にあったゴミ拾いを提案するサービス「ゴミ接待」も提供している。実施期間は通年で、1カ月以上前からの予約が必要。参加費はその都度相談で、対象は18歳以上でゴミ拾い未経験の方。

ゴミ拾いの後はバーベキューを楽しむThe Cleanup BBQ。

 「河川でのゴミ拾いは、河川工学、地域の経済、生態系についての影響を大きく受けるため、学ぶことが非常に多くある」という。 「一掃計画」のホームページによると、代表理事の増田樹氏(18)は環境問題に興味を持っていたことから、コロナ禍で休校になった時間を利用してゴミ拾いを始めたという。中学時代の部活で知り合った福山然生氏(19)が「相棒」で理事を務めている。現在、スポンサーや協力企業を募集中。