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袋井市文化協会が「愛の手紙第9集」を出版 ウクライナの平和願い作品募集も

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静岡県袋井市文化協会 「心に残る71通の愛の手紙 第9集」

 

 静岡県袋井市文化協会は、家族や友人など大切な人への愛を手紙で伝える「愛の手紙コンクール」の入賞作品を集めた本「心に残る71通の愛の手紙第9集」を出版した。定価は1000円。

 同コンクールは1995年から毎年開催。袋井市文化協会が「愛」をテーマとした手紙を全国から募り、3年ごとに入賞作品を本にまとめ出版している。これまでの応募総数は2万作品以上に上るという。今回出版した第9集は、2021年の優秀賞作品に選ばれた小松本あゆみさん(埼玉県、30代)の作品「三十九歳の遺書」など、2019~2021年のコンクールで入賞した71作品を収録。新型コロナウイルス禍に外国で働く娘を案じる手紙など“新型コロナ時代”を背景にした作品もあった。

 また袋井市文化協会は、ウクライナ戦争の終戦と平和を願い「愛の手紙コンクール特別編」の作品を募集している。募集するのは、ウクライナの人々に思いやりの言葉や励ましの言葉を伝える手紙や平和について考えていることを伝える手紙、戦争の記憶を伝える手紙。応募点数は1人1点。手紙は400字詰め原稿用紙1~2枚程度(縦書き、題も含む)にまとめる。

 応募は、作品の裏面に氏名、郵便番号、住所、年齢、職業、電話番号を明記し、郵便番号437-0125、袋井市上山梨4-3-7、袋井市文化協会事務局へ。締め切りは12月10日。賞品は優秀賞(1点)5万円、準優秀賞(4点)1万円、佳作(20点程度)図書カード2千円分。