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“信長”木村拓哉に1万5千人が大歓声 伊藤英明と「ぎふ信長まつり」に参戦

“信長”木村拓哉に1万5千人が大歓声 伊藤英明と「ぎふ信長まつり」に参戦 画像1

 「岐阜市産業・農業祭~ぎふ信長まつり~」が6日、岐阜県岐阜市内で開かれ、映画『レジェンド&バタフライ』に出演した木村拓哉と伊藤英明が登場した。

 本作は、誰もが知る日本史上の“レジェンド”織田信長と、謎に包まれたその正室・濃姫の知られざる夫婦の物語。

 この日は、木村が、岐阜の地で天下布武を掲げ、天下統一を志した信長に、そして岐阜が生まれ故郷の伊藤が、濃姫の侍従、福富平太郎貞家にと、それぞれが撮影時に着用した衣装に身を包み、「信長公騎馬武者行列」に参戦した。

 木村扮(ふん)する信長が「皆の者、出陣じゃ!」と堂々たる発声で大行列の士気を上げると、騎馬武者行列がスタートした。

 映画のロゴがあしらわれた横断幕、織田家の家紋である「織田木瓜」が入ったのぼり旗がはためく中、織田軍の行軍さながらの大迫力となった騎馬武者行列を見るべく、沿道の観覧席は1万5千人の人たちで埋め尽くされた。

 観客からの「信長様~!」といった歓声に、木村が手を振り扇子を振ると、さらに大きな大歓声が。岐阜出身の伊藤も地元の人たちから温かく迎え入れられ、木村同様に手を振って応えた。

 そして、最終地点に先に到着していた伊藤が、大とりを務めた木村を迎え、2人そろって騎馬武者行列を盛大に終えた。

 その後、木村と伊藤に、メガホンを取った大友啓史監督も交え、同市内でトークイベントが実施された。

 木村は「先ほど、無事にパレードを終えることができて本当によかったなと思っています。一つの大きな山場を終えて、2人で、部屋で抜け殻みたいになっていたのですが、会場に入られる皆さんの様子がモニター越しに見えて、もう一度自分もヒデ(伊藤)も覚醒して、ここに立たせていただいております」とあいさつした。

 伊藤も「このような大きなイベントが成功して感無量です。沿道にいらっしゃった方々の喜ぶ顔を見て、本当にこのイベントを開催できてよかったと思います。まさか現場のセットの片隅で、木村先輩と話していたことが現実となって…本当に…すみません」と、込み上げる思いに声を詰まらせながら、喜びを語った。

 改めて、パレードに参加した感想を尋ねられた木村は「京都にある東映太秦スタジオから映画の撮影でもお力添えをいただいた役者の方々や、岐阜の中学生や高校生など、たくさんの方と参加しました。実は騎馬武者行列の前に、この場所で出発式を行ったのですが、その際にすてきな応援パフォーマンスを拝見して、それから表に出させていただきました。皆さんの高い志をたくさん頂いた上で街中に出させていただいたので、非常に心強かったです」とコメント。

 さらに、「びっくりするほどの、雲一つない空の下を歩くことができたのは非常にうれしかったです。たくさんの方の笑顔や気持ちを受けることができたので、早くこの作品をお届けしたいなという気持ちでいっぱいです」と話した。

 伊藤も「(前回とは)規模が違います。今日も京都から映画に携わっていたスタッフが来て、2時間も前から準備していただきました。このまま撮影にいけるんじゃないか、というぐらいの規模でした」と興奮気味に振り返った。

 映画は2023年1月27日から公開。